【ポケモンSV トリックマジック最終738位】雰囲気選出ノーギミック

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【はじめに】

こんにちは、Healです。

トリックマジックってそもそもなんやって人もいると思いますが、ひとまずお疲れ様でした。

順位自体は普段のランクマより少ないためさほど価値がないと思ってはおりますが、1700チャレ失敗したもののまぁまぁ3桁ならそこそこか...面白い大会だったしなんか書きたいな、構築としてもせいぜい70/100点かなって程度で自己評価も低いのですが、パーティにも愛着湧いたしと思って書きました。

そもそも0からやるメタゲームやギミックは苦手で最初は参加するつもりが無かったのですが、YouTubeのチャンネル「ポケモンソルジャー」の「せつない」さんによる考察動画で環境がわかりやすく、意外とスタンダードな対面っぽい構築でも行けそうだな?と思い、シーズン終盤なのにろくな考察も構築も無しでランクマ潜るより楽しそうだなと初めての特別ルールをやってみることにしました。

【構築経緯】

この大会を難しくしているのはヒスイゾロアークミミッキュです。

他にも様々強いポケモンはいますが、ゴーストタイプしか使えないこのルールにおけるゴースト技はとても強いはずですが、ヒスイゾロアークがゴースト無効のイリュージョン持ちのせいでテラスタルが無くともゴースト技は安定打となりません。

ミミッキュに関しても、どんな攻撃でも耐えて弱点のシャドークローと影打ちで縛ってくるため常にサクッと一体持ってかれる可能性の考慮が必要であり、タイプが固定されていてサイクルができない都合上ケアが難しいです。

しかしシャドークローと影打ちの要素だけでは当然テラスタルで返されます...が、この弱点は裏からヒスイゾロアークが出てくる可能性を除き相手の下からのレッドカードで克服できます。

このレッドカード対策はなにか〜と考えて生き着くのがまずヒスイゾロアークの叩き落とす→シャドークローによる対面突破。やってる内に他にもあるな〜と思ったのですが、なんだかんだこれかなと思いました。

しかし自分で使おうとなると、ブーストエナジー持ちのテラスしたハバタクカミに打点がないのが気になったり、珠ドラパルトにドラゴンアローでワンパンされるのが嫌で見送りました。

前者はテラス切らせたしまぁまぁ...後者はミミッキュやハバタクカミにイリュージョンして誤魔化せるし...とは思うものの、結局相手もヒスイゾロアークなら同速運ゲになるなとやはり嫌でした。

1体目…そこで目を付けたのが初手耐久振りレッドカードミミッキュ、意地ヒスイゾロアークのシャドークロー耐えまで回して残りAにしました、ヒスイゾロアークに勝てるレッドカードミミッキュなら強いはず。

実際間違ってなく強かったものの、本戦中に改善案があったことが発覚、ここの改善で1700は余裕で踏めたかなと思います。それについては後述。

2体目…とりあえずヒスイゾロアークは入れるだけで強いと考え、対面的に出す時を考えてナモのみを持たせました。

3体目…瞑想ハバタクカミがこの大会で強いとされている、アッキのみやタラプのみを持った要塞系のサーフゴーにそこそこ強く動けるんじゃないかと思い最初は食べ残しで採用。

しかし、選出しようとすると上を取ってくる相手のブーストエナジーハバタクカミやドラパルトが目障りで、結局これらの要因がいても出しやすいようにブーストエナジーを持たせました。

4体目…このルールでの高火力の不意打ちはエグい強さをしていると思い、対面的に強い気合いの襷ドラパルトを採用。

ミカルゲも不意打ちを高火力で打てるものの、裏から出して縛る際にすばやさがほしかったです。

あと普通に見た目が好き。

5体目…毒菱とヤミラミの両方に強いアッキのみサーフゴーを採用。

しかし、使っている内に特殊打点がまぁまぁ痛いのが気になりハバタクカミを筆頭に特殊相手にも少し強く作りたかったためタラプのみにしました。

6体目…ここまでで積んで突破か対面で突破しかなく、ラウドボーンに完封されます。

ので貰い火の拘り眼鏡シャンデラを採用、こいつが想定より強かった。

【個体解説】

1.ミミッキュ

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持ち物:レッドカード

テラスタイプ:ノーマル

特性:化けの皮

努力値:意地 H76、A204、B228

実数値:140-149-129-×-125-116

技構成:じゃれつく、シャドークロー

    呪い、影打ち

調整:H…調整

   A…余り

   B…意地ヒスイゾロアークのシャドークローを化けの皮ダメージ込で確定耐え

耐久を振ることによってヒスイゾロアークは対面突破確定、他も裏を見つつ安定して働けるので無難に強かったです。

が、Aにできるだけ振りたくなって本戦前の練習で当たらなかった叩き落とす+シャドーボールのヒスイゾロアークに数回やられました。

HDにもう少し回せば耐えられたはずなので、すごく後悔しました。これで落とした試合分で1700は踏んでるはずです。

それと、Sを振らないことによりレッドカードで出てきた相手の裏とのすばやさ関係がわからなくて面倒な場面もあったり、後攻で動かれるせいで裏に負荷をかけれない「ロゼルのみミカルゲ」あたりにも困らされたため、考えて本戦に臨みたかったです。

ノーマルテラスは影打ちを透かして一方的に当てるため、ミミッキュ相手にたまにやってました。

ミミッキュは普段じゃれつく外しが嫌で避けてるのですが、この大会中のミミッキュはじゃれつくを体感95%近く当ててくれた。

 

2.ヒスイゾロアーク

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持ち物:ナモのみ

テラスタイプ:悪

特性:イリュージョン

努力値:陽気 H4、A92、B4、D156、S252

実数値:131-132-81-130-100-178

技構成:叩き落とす、シャドークロー

    凍える風、影打ち

調整:H…余り

   A…余り

   B…余り

   D…控え目ハバタクカミのムーンフォース耐え

   S…最速

起点回避手段が無いため対面選出で勝てそうな時だけ出しました、選出率は低かったですがいるだけで偉かった。

凍える風は挑発だったんですが、どうせ挑発があってもサーフゴーを相手にできないのとラスイチで詰める展開を考えて凍える風に変えました。

悪テラスは1回も切ってないけど火力補強+ヤミラミ対策です。

 

3.ハバタクカミ

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持ち物:ブーストエナジー

テラスタイプ:ノーマル

特性:古代活性

努力値:臆病 H252、B252、S4

実数値:162-54-76-155-155-205

技構成:ムーンフォースシャドーボール

    瞑想、身代わり

調整:H…ぶっぱ

   B…余り

   S…最速

圧倒的すばやさがあるので、結果としてあまり刺さってなくても出したら最低限働いてくれました。ノーマルテラスの影打ち無効とも相性はグンバツです。

ただ相手が対面的選出をしてくると本当に火力難、さらに裏にサーフゴーやシャンデラといった耐性変化テラスが無いと動かしにくいポケモンと選出してしまうと相手の裏が見えていないとこれまた運や噛み合いに勝敗を託すことになる。

本当にこれでよかったのか枠です。敵にして強かったフェアリーテラスレイスポスとかはミミッキュとかに鬼火で誤魔化せるからそれでもありだったのかなといったところ。

 

4.ドラパルト

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持ち物:気合いの襷

テラスタイプ:悪

特性:すり抜け

努力値:無邪気 A252、C4、S252

実数値:163-172-95-121-85-213

技構成:ドラゴンアロー、シャドーボール

    10万ボルト、不意打ち

調整:A…ぶっぱ

   C…余り

   S…最速

†真の強者って言うのはねぇ、不意打ちを外さないんですよ†(⌒,_ゝ⌒)

対面選出のスイープマシン、初手に出すとミミッキュ、ハバタクカミ、サーフゴーに化けたヒスイゾロアークの可能性など考慮すると満足に殴れないため基本2手目以降に出しました、ヒスイゾロアークが相手構築にいないければ初手もありました。

雄イダイトウを構築単位で舐め腐っているため、少し削って10万ボルト+不意打ちで頑張ってなんとかしてました。そのため雄イダイトウが見えたら裏選出固定です。なんだかんだ雄イダイトウには重い割にそこそこ勝てました。

悪テラスは不意打ちの補強+ヤミラミ対策、影打ち無効のノーマルテラスの方が強いかとも思いましたが不意打ち補強は実戦でかなり活きました。

 

5.サーフゴー

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持ち物:タラプのみ

テラスタイプ:水

特性:黄金の体

努力値:図太い H252、B116、C4、D92、S44

実数値:194-58-143-154-123-110

技構成:ゴールドラッシュ、シャドーボール

    悪巧み、自己再生

調整:H…ぶっぱ

   B…11n

   C…余り

   D…余り

   S…同族意識で少し高め、麻痺したドラパルト抜き抜き抜き抜き

ヤミラミがいたら確定で裏に出します、毒菱を踏まないのも偉い。

誘導されてもパワーがあるのはさすがサーフゴーだなと思いました、ミラーに強いように電磁波祟り目から悪巧みにし、アッキのみからタラプのみに変えたのも使いやすくなって大成功でした。

ですが一点、絶対に変えるべきだったと本戦始まってすぐ気付いたのが水テラス。

イダイトウ相手に切った試しが無いし、メタが回っておりミミッキュウッドハンマーやハバタクカミの10万ボルトが鬼のようにキツかったです。

ノーマルテラスだとインファイトとか撃たれるのが嫌で、他に代案も思い付かないし水テラスでいいやと思っていましたが本戦始まってすぐにこの大会地面打点無いから電気テラスでいいんじゃない?と思いました。

ミミッキュの耐久調整と合わせてこの2点が足を引っ張る結果になりました...

 

6.シャンデラ

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持ち物:拘り眼鏡

テラスタイプ:悪

特性:貰い火

努力値:控え目 B4、C252、S252

実数値:135-54-111-216-110-132

技構成:オーバーヒート、シャドーボール

    エナジーボール、悪の波動

調整:B…余り

   C…ぶっぱ

   S…準速

ラウドボーン対策として入れました。この大会ではメジャーなポケモンではないため、型の一点読みは1回もされてないと思います。

準速にしているのは調整が面倒だったのもありますが、シャンデラのS80がイダイトウのS78を微妙に上回っていることから準速イダイトウ抜きを出し抜けるかもと思ったからです。

対ラウドボーンとしては無類の強さを誇り、攻めではテラスされていたらオーバーヒートやエナジーボール、負荷重視なら悪テラスして悪の波動など一方的に行動選択できるところが強く、受けでも悪+貰い火は炎・ゴーストの技範囲を半減以下に抑えれるのが強力で有利を取ってからはまさに破壊という言葉がポケモンの形をしているのがこのオレさまといった感じでした。

悪テラスした眼鏡悪の波動は中速サイクルを一方的に殴れたり、化けの皮が消えたミミッキュにも元のフェアリー耐性からじゃれつくを打たれずらく、シャドークローを悪テラスで受けて勝つこともありましたので悪テラスは大成功です。

 

【基本選出】

とりあえずミミッキュから入って裏には個体解説にあった通りの相手がいたら選出、自分のやりたいことを通すよりも後手で硬い相手に打つ手が無いとか瞑想で全抜きされるとかは避けるようにします。

対面的に勝てそうならヒスイゾロアークやドラパルトを相手構築への刺さりを見つつ選択で組み込みます。

 

【最後に】

こういった特殊ルールの大会に初めて参加するのに楽しくやれて満足できたのはやはりYouTuberが盛り上げてくれたり、練習大会の場を設けるなどしてくれた界隈のおかげです。

ヒスイゾロアークシャンデラに至っては通常のランクマでは絶対に使わないポケモンだったため、こういう場で自分で使ってこうして愛着が沸いたのはなんだか嬉しいです。

トリックマジックに関わった全ての方々に感謝