こんにちは、Healです。
シーズン2お疲れ様でした。
今シーズンは目標の3桁に入ることができたため、久しぶりに構築記事を書いていきます。
【戦績】
TN:Heal
186戦109勝77敗 勝率58.6% 1489位 レート1986
TN:スカーレット
237戦139勝98敗 勝率58.6% 783位 レート2036
合計
423戦248勝175敗 勝率58.6%
【コンセプト】
サイクルを回す上で対処の難しい相手に対しての回答をちゃんと持たせて、全対応を目標としたサイクルをする。
【構築経緯】
シーズン1からずっと、作る構築が1週間経つともう勝てない...の繰り返しで勝率が全く安定しませんでした。
なので、まずシーズン1で結果を残した構築の中で強そうなやつを引き抜いてスタンパを作っていくことにしました。
前作のポケモン剣盾では選出読みをゴリゴリにかましてやっていたのですが、今作はテラスタルにより自分視点で対戦相手の選出が本当に読めなくて...とりあえずサイクル回すのがキツい1部の相手には"ほぼ"全対応しつつ、テラスタルを切ればその足りない所も補って100%勝てるといったポケモンを据えてやることにしました。
個人的にサイクルを回す上で要注意となるポケモンは「カイリュー」「ガブリアス」「セグレイブ」「ドラパルト」「サザンドラ」「ドドゲザン」「ウルガモス」「マスカーニャ」「キョジオーン」辺りです。
「カイリュー」「ウルガモス」の2体に関しては上手く後出しで対応できる気が全くしなくて、パーティ全体で広く浅く対策することにしました。
1匹目にドラパルトやサザンドラを割と安定して受けれそうなだなとシーズン1の構築記事を読んでて思った「妖テラスHAドドゲザン@チョッキ」を採用。
2匹目にドドゲザンとマスカーニャを見るならこいつしかないっしょと思っていた「無テラスHASカイリュー@ゴツメ」を採用。
3匹目にシーズン終盤最近増えているなと感じたブラッキーやHB鬼火ロトムにサイクル勝ちできて受け構築も破壊できる「鋼テラスCSサザンドラ@食べ残し」を採用。
4匹目に自分でセグレイブを使っている時に死ぬほどキツかったイカサマ鬼火ロトムに魅力を感じ、「鋼テラスHBSウォトム@オボン」を使ってみた所こいつが強すぎてこいつがパーティの柱になった。火か水かは好みだと思うが、ガブリアスや鬼火の通らない炎テラスと地テラスのセグレイブに水打点を持ちたくてウォトムにした。
5匹目に「隠密マント枠」がほしかった。「キョジオーンはシーズン2で暴れるぞ」と言ってる人が多かったので、対策は過多にして問題ないと思っていた。隠密マントは個人的にHBサーフゴーかHBDラウドボーンが使いやすいと思っていた。
サーフゴーのメリットは「ドドゲザンの呼ぶ渦カイリューに有利」「テラスタルを切らずとも優秀な耐性」「補助技無効」
デメリットは「削られたら割と簡単に死ぬ」「ガブリアスがアホキツい」「テラス切ったキョジオーンの処理が遅い」
ラウドボーンのメリットは「ちゃんと硬い」「鬼火がつええ」「欠伸もつええ」
デメリットは「テラスを切らないとメジャーな弱点がキツいからテラスタルをこいつに切る羽目になりがち」
このラウドボーンのテラスタルを切る必要があるというのが本当にやりづらくサーフゴーにしていたが、どうせキョジオーンいる時くらいしか出さないなぁと考えたら受け構築やオニゴーリを破壊できるラウドボーンのが出す時のパワーえぐくねと、弱点が少なくて使いやすい「無テラスHBDラウドボーン@隠密マント」を採用。
6匹目にみんな足遅くね?高速アタッカーキツくね?と思い、なんか最近増えてるスカーフサーフゴーを適当に鋼テラスにして「鋼テラスCSサーフゴー@スカーフ」を採用。
これにてパーティが6体決まった。
【個体紹介】
1.ドドゲザン@突撃チョッキ
特性:負けん気
テラス:フェアリー
性格補正:意地っ張り(A↑C↓)
実数値/努力値:207(252)-205(+252)-140
-×-106(4)-70
技構成:ドゲザン、アイアンヘッド
テラバースト、不意打ち
調整:HAぶっぱ。どうせこの辺のSのやつはS振ったり振らなかったりバラついてるから抜けないで割り切った方が役割遂行も楽にできる。
初手に出すことが割と多いのと、こいつをラストに残して詰めみたいな展開にならないので特性は負けん気。
最初は威嚇の少ない今どき発動しねーだろーと思っていたが、シャドーボール受け出しのDダウンや地ならしで軽率に覚醒して全てを破壊するのがバカ面白かった。
幾億匹のクエスパトラの格闘テラスを読んでフェアリーテラバーストをぶち込んだ、最高に気持ちいい瞬間。他にもコノヨザルやけたぐりマスカーニャとかもフェアリーテラバーストでぶちのめせる。
あまり軽率にテラスタルを切ると、サザンドラとサーフゴーに鋼打点で落とされるので注意。
選出率は5位、終盤は搦手が無いせいで腐らされることもあったので極力出さないようにした。
といっても活躍しなかったなんてことは全く思ってない。間違いなく今シーズン俺を支えてくれた右腕、本当にありがとう。
NNは"とびらま"
ドゲザンは卑劣すぎる。
特性:マルチスケイル
テラス:ノーマル
性格補正:意地っ張り(A↑C↓)
実数値/努力値:191(196)-188(+132)-118(20)
-×-121(4)-120(156)
技構成:地震、神速
竜の舞、羽休め
調整:H…16n-1最大
HB…悪テラス黒い眼鏡ドドゲザンの総大将(2落ち)ドゲザンを確定耐え=マルチスケイルが確実に残る
S…1竜舞で最速ゲンガー抜き
A…余り
D…さらに余り
最初は炎の渦HBだったが、ドドゲザンのハサミギロチンに頭が来て役割遂行の速い地震持ち物理ATに。ゴツゴツメットがあることで、ドドゲザン以外にもマスカーニャの襷を潰したりカイリューミラーで先にマルチスケイルを剥がすといった駆け引きも取れたりする。
もう少しBに振ってもよかったかもしれないが、なんだかんだSが高いのは正義でまぁまぁミラーで上を取れた。
選出率は2位、残り一体選出迷ったらとりあえずこいつ入れてた。残り一体の窮地に立たされてカイリュー対策ごとぶち抜いて勝つって試合がかなり多くてスペックの高さにドン引きしてた。
NNは"デストロイ"
どうも昔のファミ通の攻略本に「破壊の神の化身」なんて書いてあったらしい(wiki)。
3.サザンドラ@食べ残し
特性:浮遊
テラス:鋼
性格補正:臆病(S↑A↓)
実数値/努力値:167-×-110
177(252)-111(4)-165(252)
技構成:悪の波動、ラスターカノン
挑発、悪巧み
調整:CSぶっぱ。余りDに振ってるのはいもしないダウンロード対策、CSサザンドラのB > Dはキモイ。
最初は身代わり挑発で使ってロトムのテラス様子見に使ったり受け構築を完璧にハメたりしていたが、ブラッキーへの負荷が足りなくて挑発悪巧みにした。
それとラウドボーンがいる試合もほぼ確定で選出した。テラスされなければ対面で勝てるためテラスをラウドボーンに強要する能力、フェアリーテラスされた後の鋼打点による詰め用の温存といった立ち回りをしていた。
サイクル、受け崩し、鋼テラスして優秀な耐性使って対面選出なんでもござれ。シーズン2初期から強い強いと騒がれていたもののカイリューとかセグレイブに隠れて対策の薄かったと思うポケモン。2000位↓での対戦だと一体だけで完封できたりするくらいのスペックはある。
選出率は4位、前述の通りブラッキー、ロトム、ラウドボーンがいる試合と受け構築に主に選出した。選出が噛み合わないと腐る時もあったが、とりあえず上から挑発打って落ちてくれるだけで回復や積みの阻害をしてくれて助かる試合も多かった。
NNは"アクトリオ"
水単の雑魚とは比べ物にならないくらい強い。
4.ウォッシュロトム@オボンのみ
特性:浮遊
テラス:鋼
性格補正:図太い(B↑A↓)
実数値/努力値:157(252)-×-165(180)
126(4)-128(4)-115(68)
鬼火、ボルトチェンジ
調整:H…ぶっぱ
S…最速ゲザン抜き抜き
B…最高効率
CD…余り
元々セグレイブ軸を使っていた時、HBロトムが増えて動かしにくくなったと感じたため自分もサイクル構築を使ってロトムを使ってみようと思っていた。
基本的にボルチェンしながら相手から受けるダメージを見て持ち物・努力値配分を見たりしながら回せたためサイクルにおいてこいつがいるいないでは雲泥の差だった。
イカサマと鬼火でとりあえず物理の役割を止めながら回せるだけでもう強い。ガブリアス、セグレイブに対して機能停止まで追い込むことができてヘイラッシャやバンバドロなんかとも殴り合える。
特にヘイラッシャが重要で、環境が回るに連れてだんだんとA振りの地震ヘイラッシャが多くなり、それまで使っていた眼鏡サーフゴーがなかなか苦しかった。眠る寝言が減りHBもしくはHDの欠伸守る搭載食べ残しかADオボンの二択だったため、突っ張りたいなら鬼火、回したいならボルチェンでだいたい解決できるようになっていた。
ここまで触れてこなかった鋼テラスだがこれがまた優秀で「鋼+浮遊」の耐性の良さはサザンドラが証明しているが、ロトムはなんとそれに加えて「けたぐりの威力が低い」。これにより、炎打点の無いアタッカーに対しては「ほぼ完全耐性に近い」のだ。
鉢巻ガブリアス対面でも逆鱗を貰う→鬼火外し→テラスでもう1チャンスあるし、フェアリーテラバーストは当然効かないしマスカーニャも怖くない。テラバーストを入れないなら鋼以外使う必要すら無いんじゃないか?と思うくらいだ。
ハイドロポンプ、鬼火、ボルトチェンジ何を押すかはその時々に合わせて負荷・温存どちらを優先するか考えて押せば択にはならないが、持ち物がわからないサーフゴーとかロトムにはボルチェンから入って持ち物や振り方を見たりすることが多い、オボンのみ込のHP196をどう使い切るか考えながら回していた。
選出率は1位、ガブリアス、カイリュー、セグレイブ、ヘイラッシャのいる構築には絶対に出す。
ようするに受け構築以外の殆ど全てに選出する。
NNは"パナソニック"
そうだね、洗濯機だね。
5.ラウドボーン@隠密マント
特性:天然
テラス:ノーマル
性格補正:図太い(B↑A↓)
努力値/実数値:211(252)-×-157(180)
130-105(76)-86
技構成:フレアソング、祟り目
鬼火、怠ける
調整:H…ぶっぱ
HD…無テラス時の1/8ステロ+C4カイリューの流星郡2発を95%以上耐え
B…余り
キョジオーンにアホ強い、受け構築相手も強い(ハピナスで受からない)、隠密マントを持ってるからクエスパトラにも勝てるしギミック相手にも出すと刺さる。
だが選出率は6位、ここまで書いてなぜ選出率が6位なのかは単にこいつにテラスを切らないとしんどい展開になることが多いのが嫌いだからだ。
普段出さないけど刺さってる時に出すと死ぬほど強い、ガモスがどうしようもない時にも投げたりする。
出した試合はちゃんと働いてくれる影のエース、あとこいつがいるとキラフロルをまぁまぁ誘うから選出がしやすい。
NNは"クレナイ"
燃えるような曲から取りました。
6.サーフゴー@拘りスカーフ
特性:黄金の体
テラス:鋼
性格補正:臆病(S↑A↓)
努力値/実数値:163(4)-×-115-
185(252)-111-149(252)
技構成:ゴールドラッシュ、シャドーボール
気合玉、トリック
調整:CSぶっぱ。
パーティ単位で足が遅いため、速いやつの処理ルートを上から増やしたくて誰でもいいから速いのがほしかった。
それでこいつはマジでみんなスカーフ使ってる気がしたから自分でも使ってみた。
気合玉自体はあまり好かないが、他の技を入れてじゃあ勝ちが増えるかと言われたら無いと思ったので気合玉にした。最終日の前は当たらねえよこのゴミ技と思っていたが、最終日だけ8割くらい当ててくれた。
適当に採用したポケモンだが、3桁を決める最後の試合ではこいつが俺のプレミを急所でカバーして勝利に導いてくれた、あれは叫んだ。
サーフゴー、お前にしてよかった。
選出率は3位、こいつも結構困ったら出した。
シンプルに上から殴れるのと搦手があるという点でこいつも選出して腐ることは無い。
NNは"ゆきち"
最近マジで金が無い、お金ほしい...
【基本選出】
特に決まってない。
強いて言うならウォトムは受け構築以外にはほぼ初手で確定選出で、ラウドボーンはキョジオーン、オニゴーリ入り、ギミック、受け構築以外にはほぼ投げない。
選出に困ったらカイリューかサーフゴーを投げる。
自由にテラスタルを切れる構築のため、自分の選出と相手の編成を見てちゃんと判断して切る。
裏が見えていないのにドドゲザンでフェアリーテラスをしてしまったために鋼サザンドラがどうしようもなくなったなどという展開にならないようにしよう。
ただし、残すだけでもしないとやばいといった展開では裏を考慮せず切ったりもする。
ようするにケースバイケースで説明しにくい、多分これは感覚を掴まないとわからない。
【重い相手】
ゲンガー
削ってサーフゴーで上からトドメか、ウォトムで鋼テラスを切ってヘドロ爆弾を透かす以外だと2匹持ってかれる。
マルチスケイルを上手く使って受け回しながら削るしかない、やりようは全然あるけど相当荒らされる。
拘り眼鏡を持たれてるとドドゲザン後出しで受かってない、早い段階で型を特定できないとボロボロにされる。
テラスを切ってもサイクルに影響が出ないやつに早めにテラスを切って対面処理が吉。
【感想】
シーズン1では真面目にやってメインサブを1300位とかから最終5桁まで落とすほど沼りました。
かなり自信を無くしましたが、なんとか今シーズンで3桁順位・レート2000初達成を取れてすごく嬉しいです。
2ヶ月潜って少し疲れたためシーズン3はほどほどにやるつもりなので、シーズン4でまた3桁を取れたらいいなと思っています。
パラドックス環境も既に始まっているので、この構築記事を読んでくださっている方は少ないと思いますが、ここまで読んでくださりありがとうございました。